The Best Track
The Best Track葉加瀬太郎
???葉加瀬太郎のヴァイオリンを一度も聴いたことがないという日本人は、おそらくごくわずかしかいないはずだ。主にテレビを通して、われわれは知らず知らずのうちに彼の音楽を耳にしている。
???葉加瀬にとって初のベスト盤であるこのCDは、「情熱大陸」「激生! スポーツ・トゥデイ」といった番組のテーマ曲としておなじみのメロディーを中心に、クレモンティーヌ、バーシア、ジャン・ジェンホワ、西村由紀江、小松亮太ら豪華ゲスト陣と共演した曲を加えた変化に富む構成。葉加瀬の全体像をつかむのには最適の内容だ。
???繊細な曲調をもつ収録曲のいくつかで、葉加瀬はひとつひとつの音をいつくしむように弾いてヴァイオリンの音色の美しさを聴かせる。しかし、彼の本領が真に発揮されるのは、<1><15>のように、アップ・テンポでグイグイと弾きまくる曲だ。墨をたっぷりつけた太い筆でスピーディーに字を書いていくような、あるいは、ペガサスが天を翔けていくようなスケールの大きさを感じさせる。少々荒っぽくなってもかまわず、ダイナミックに、大きく歌い上げていくのが彼のスタイルだ。こうした演奏をするとき、曲調はおおらかで明快なものがいい。葉加瀬もそれを心得ていて、自作曲には、小学唱歌のような懐かしさを感じさせるもの、加山雄三が書いていてもおかしくないようなあけっぴろげにハッピーな曲など親しみやすいものが多い。(松本泰樹)
>>もっと詳細を見る
VIOLINISM II
VIOLINISM II葉加瀬太郎
???「アーティストが自由に創作できるレーベルを…。」という、長年の夢とその強い意志のもと、一念発起して設立した、葉加瀬太郎自らが音楽総監督を務めるレーベル「HATS」。その第1弾作品がこちら。天野清継(ギター)、元Gクレフの榊原大(ピアノ)と柏木広樹(チェロ)、そして西嶋徹(コントラバス)ら、葉加瀬のおなじみの盟友が勢ぞろいし、オリジナルや、トラディショナル、アイリッシュにジプシーと、そのシンパシーによって生まれ出でた、情熱的かつ生命力あふれる演奏が展開されている。これぞ葉加瀬イズムの境地! 今後、このレーベルの動向に要注意だ。(春野丸緒)
>>もっと詳細を見る




